世界的規模の外資系トータルヘルスケアメーカーの医薬品部門を担う会社。
皮膚疾患、癌領域、鎮痛・麻酔など多岐にわたる領域での高い開発力と世界170カ国以上にのぼる販売網に強みを持っております。
クリエイティブホープでは、医療関係者や患者様向けサイトの認知獲得やエンゲージメント形成に向け、SEOやコンテンツマーケティングなどの戦略立案から実行まで幅広く支援しております。
課題
初期離脱・訪問頻度の低さがエンゲージメントを阻害
同社は、患者様向けのサポートサイトや医療関係者向けサイトの認知獲得やアクティブユーザーの増加を目的としていました。しかし、初回訪問後にサイトを離れる「初期離脱」が顕著でした。
必要な情報に迅速にアクセスできない構造が原因で、訪問者の満足度が低下し、主要コンテンツの閲覧やリンクへのクリックといったアクションにつながらないケースが多く見られました。
また、オーガニック検索で流入しても初回訪問者の8割以上が再訪せず、訪問頻度が低いまま休眠状態になる傾向も改善すべき課題です。
これらの問題は、情報提供やコンテンツの最適化が不十分であったことに起因しています。
新規顧客の獲得や既存顧客とのエンゲージメント形成に悪影響を及ぼしていた現状に対して、包括的な改善が急務となっていました。
解決策
課題を解消する5つの施策を実行!より再訪したくなるサイトに
クリエイティブホープは、同社が抱える「初期離脱」や「訪問頻度の低下」といった課題に対し、ユーザーの行動データを詳細に分析し、その結果に基づいた施策を提案しました。
具体的には以下の5つの取り組みにより、課題解決を図りました。
1. 情報設計の改善
サイト内情報を整理・再構築し、ユーザーが求める情報に迅速にアクセスできる仕組みを導入。特に、FAQや主要コンテンツを最適化することで、初回訪問時の満足度向上を図り、サイト離脱率の低減を目指しました。また、情報が見つけやすい構造にすることで、訪問者のサイト回遊を促進しました。
2. コミュニティサイトの形成
患者様向けに参加型コミュニティサイトの形成に着手。このサイトでは、病気に関する悩みや対処法、体験談などの情報を提供するとともに、ユーザー自身が気軽に情報を発信できる双方向型の場を目指しています。患者様の心に寄り添い、継続的にアクセスし積極的に関わることができる仕組みの構築に注力しました。
3. SEO強化でターゲットユーザーへのリーチを拡大
ワークショップ形式で「コンセプトダイアグラム」を作成し、ユーザーが検索で使用する適切なSEOキーワードを選定。これに基づき、新規コンテンツの企画・制作と、既存コンテンツの改善を実施。オーガニック検索からの流入数を増やし、初回訪問者が再訪したくなるような新規の情報や検索クエリから注目度の高そうなコンテンツを作成するなど価値ある情報を提供しました。
4. Web接客ツールの活用
Web接客ツール「Flipdesk」を活用し、ユーザーごとにパーソナライズされたポップアップやコンテンツを表示。
初回訪問か、休眠ユーザーなのかを判別し、これまでの傾向から興味・関心が高そうな情報を提供。これにより回遊率の向上を図りました。
5. データ可視化と効果測定の徹底
SEOダッシュボードを構築し、サイトの改善状況を定期的にモニタリング。訪問頻度や回遊率、主要コンテンツの閲覧状況を可視化することで、データに基づいた迅速な改善を実現しました。このプロセスにより、施策の効果を測定し、次の改善につなげました。
〈レポート資料抜粋〉
結果
ログイン率2倍増!アクティブユーザーも約40%増加し継続的なエンゲージメント形成に貢献
クリエイティブホープの支援により、同社のWebサイトの成果は向上しております。
サイトへのログイン率は15.15%から31.30%へと倍増し、アクティブユーザー数も約40%増加(561→786)。さらに、オーガニック検索流入の拡大により月間PV数が30,000を突破するなど、継続的なエンゲージメント強化を実現しました。
これらの成果は、ユーザー行動データを基にした包括的な取り組みによるものです。訪問者が求める情報に迅速にアクセスできるよう、FAQや主要コンテンツを再構築し、初回訪問者の満足度を向上させたことで、回遊率が改善しました。
さらに、Web接客ツール「Flipdesk」を活用し、訪問者ごとにパーソナライズされた情報を提供することで、離脱率の低下にも成功。
SEO施策ではターゲットユーザーに最適化されたキーワード戦略を採用し、新規流入を増加させるとともに、SEOダッシュボードによるデータの可視化を活用し、施策全体の精度を高め、迅速な改善を可能にしました。
これらの取り組みにより、新規流入の拡大と既存顧客のエンゲージメント強化を同時に達成しました。