デザインソフトや業務効率化ツールを中心に展開するソフトウェアメーカー。
幅広い業界のプロフェッショナルから一般ユーザーまで、多様なニーズに対応しています。
クリエイティブホープではマーケティング基盤の構築からMA/CRMの導入、運用安定化まで幅広く支援しています。
課題
データ活用とマーケティング施策の最適化が急務
同社は、各種デザインソフトの販売拡大を目指す中で、新規獲得だけでなく既存顧客の継続利用やLTV(ライフタイムバリュー/顧客生涯価値)を最大化する戦略の確立が課題となっていました。
しかし、過去にマーケティングツールを導入したものの、データが分散しており、十分に活用できていない状況が続いていました。
また、顧客の関心度や購買履歴をもとにしたターゲティングができず、一律のアプローチになっていたため、ロイヤルティ向上につながる適切な施策を展開できていませんでした。さらに、マーケティング業務の多くが手作業に依存しており、施策の実行や分析の負担が大きく、データドリブンなマーケティングの実現に向けた体制を整える必要がありました。
解決策
HubSpotを活用しデータ活用と自動化を促進
クリエイティブホープは、同社の課題を解決するためにHubSpotを導入し、データ活用と業務自動化を促進するマーケティング基盤の構築に着手しました。LTV最大化を目的とし、顧客データの整理・マーケティング業務の効率化・施策の可視化という3つの観点から支援を行っています。
1. 顧客データの整理とターゲティング精度向上
まず、顧客データを一元管理する環境を整備し、ターゲティングの精度を向上させました。顧客の関心度や購買履歴に基づき、5つの顧客ランクを定義し、それぞれのステータスに応じた最適な施策を設計。
これにより、顧客ごとのニーズに応じたアプローチが可能となり、ロイヤルティ向上へとつなげる基盤を整えました。
さらに、HubSpot上でメールアドレスや電話番号、属性情報、取引情報などを一元管理し、各顧客に適したマーケティング施策を実行できる環境を構築しました。
2.マーケティング業務の自動化で業務負担を軽減
マーケティング業務の自動化を進め、手作業に依存していた業務負担を軽減しました。シナリオメールの自動配信を導入し、顧客の行動に応じた適切なメッセージを配信できるようにしたことで、エンゲージメントの強化につながりました。
また、リードスコアリングを活用することで、見込み顧客の関心度を評価し、優先度の高い顧客へ的確にアプローチできる仕組みを構築しました。さらに、広告連携機能を活用し、オンライン広告とのデータ連携を強化することで、顧客接点を最適化しながら施策の一貫性を保ちました。
3. ダッシュボードを活用した施策の可視化と運用定着支援
ツール導入が定着しない課題に対応するため、HubSpotのダッシュボードを活用し、施策ごとのパフォーマンスをリアルタイムで可視化。これにより、データに基づいた迅速な意思決定が可能になり、マーケティング活動の属人化を防ぎました。
また、運用初期3〜6か月の伴走支援を実施し、現場担当者の習熟度を高めながら、PDCAサイクルの確立を支援。施策の継続的な改善を可能にし、組織全体でのデータドリブンマーケティングを実現しました。
結果
データドリブンなマーケティング戦略でLTV最大化を実現
HubSpotを活用したマーケティング基盤の構築により、データに基づいた施策の精度が飛躍的に向上しました。
ターゲティングの最適化とマーケティング業務の自動化を推進することで、リードスコアリングやメール配信、広告連携の精度が向上し、リソース不足の課題を解消。顧客ランクごとに最適な施策を実行することでロイヤルティが向上し、継続利用・アップセル・クロスセルが促進され、LTVの最大化につながる成果を創出しました。
また、ツール運用の定着によりPDCAサイクルを確立し、長期的なマーケティング戦略を実行できる体制を整えました。