AI・IoTなどを活用した先端テクノロジーサービスを提供するこちらの企業様では、製造業をはじめ、幅広い業界のDX推進に貢献し、高度な技術開発力を武器に事業を展開しています。
今回は、事業推進に伴うデジタルマーケティング基盤の整備に向けて、データ統合や業務プロセスの最適化したクリエイティブホープの支援事例をご紹介します。
課題
前任者からの体制変更でMAツールが形骸化しコストと成果のギャップが課題に
同社では、Account Engagement (旧Pardot:以下、AE)を導入していましたが、前任担当者の退職後、ツールの運用が停滞していました。
その結果、メール配信など最低限の機能にしか利用されず、コストに見合ったマーケティング効果が得られていませんでした。
また、同社ではすでにHubSpotのCMS Hubを導入済みであったため、MAツールをHubSpotに一本化することで業務効率化と費用最適化する方針を固め、クリエイティブホープに支援を依頼しました。
解決策
「デイジー for QuickStart」で迅速対応!HubSpotへの移行のポイント3つ
クリエイティブホープは、1.5ヵ月でまずはHubSpotでのメールマーケティング施策を実現するため「デイジー for QuickStart」を提案し、下記の支援を行いました。
1. データマイグレーションの実施
AEからHubSpotへのデータ移行をスムーズに進めるため、既存ユーザーデータやメール配信シナリオを詳細に洗い出しました。
また、弊社独自の設計書を用いて項目マッピング・整理を実施。HubSpotの仕様に最適化した上でCSVインポートを行い、短期間でメールマーケティング再開に必要なデータ基盤を構築しております。
2. メールマーケティング環境の整備
AEで利用していたメールテンプレートと自動配信ワークフローをHubSpot上で再現するため、テンプレートの再設計や配信リスト条件設定などの初期環境を整備。
また、ツール切り替えによる迷惑メール判定リスクを軽減するためのIPウォームアップ施策も併せて実施し、安定したメール配信の基盤を整えました。
3. Salesforce連携の設定
Salesforceの営業データとのリアルタイム同期を実現するため、HubSpot公式のSalesforce連携アプリを設定。
両ツール間でデータを双方向に自動同期できる環境を構築し、マーケティング施策と営業活動が一体化した効率的な運用体制を確立しました。
結果
1.5ヶ月でMA基盤を刷新/途切れないマーケティング活動が可能に
支援開始から約1.5ヶ月という短期間でメールマーケティング環境が整い、AEの契約終了後も途切れなく施策を継続することが可能になりました。
さらに、クリエイティブホープの迅速かつ専門性の高いサポートが評価され、本プロジェクト完了後も継続的なマーケティング支援を依頼いただいています。
現在は、SNS広告を活用したテストマーケティングの企画・運用や、データクレンジングを活用したCRM施策の効率化、ウェビナー集客・フォローアップのマーケティング施策など、幅広く伴走支援を行っています。
プロジェクト担当者の声
今回の支援では、お客様側のご協力や迅速な対応にも大変助けられました。
弊社のデータマイグレーションや導入プロセスにおける独自のフレームワークを活用することで、スピーディーに移行作業を完了することができました。
また、本プロジェクトはコンサルタント主導で進めましたが、弊社ではアシスタントでも一定の支援が行えるような運用体制を整備しており、効率よくプロジェクトを進められました。